このコラムでは、皆さまのBCPの現場を支える情報を、結実株式会社と株式会社DreamMarsheの共同でお届けしてまいります。
結実株式会社の木村です。今回のコラムは、私が担当いたします。
本日は「BCP(事業継続計画)×コミュニケーション」をテーマにお届けいたします。
多くの企業では、災害や緊急事態に備えてBCPの策定やマニュアル整備を進めておられると思います。
しかし、実際に緊急事態が発生した際、私たちの心はどうしても動揺し、せっかく作成したマニュアルの内容もすぐには思い出せない——そんな状況も十分に考えられます。
では、そのような場面で組織として、チームとして的確に動くためには、何が大切なのでしょうか。
その大きな鍵の一つが、「組織内の関係の質」です。
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱する「成功の循環モデル」によると、関係の質が思考の質を高め、思考の質が行動の質を高め、最終的に結果の質を左右すると言われています。
つまり、結果の良し悪しは、日頃から築かれている関係の質に大きく影響を受けるということです。
非常時こそ、互いに信頼し、安心して意見を交わせる関係があるかどうかが、組織の対応力を左右します。
そのためには、日常のコミュニケーションの積み重ねが欠かせません。
例えば——
明るい笑顔であいさつをする
相手の話にしっかりうなずきながら耳を傾ける
目を見て丁寧に声をかける
このような、ほんの少しの工夫の積み重ねが、関係の質を高め、非常時のチーム力を強くしていきます。
また、関係の質が向上することで、平常時の仕事の中でも思考や行動の質が高まり、結果として生産性やモチベーションの向上にもつながります。
今日からできる小さな一歩を、ぜひ一つずつ実践してみてください。
それが、いざというときに「人と組織を守る力」につながっていくはずです。
それでは、次回また。


