このコラムでは、皆さまのBCPの現場を支える情報を、結実株式会社と株式会社DreamMarsheの共同でお届けしてまいります。
株式会社DreamMarsheの飯尾です。今回のコラムは、私が担当いたします。
今回のテーマは「トイレ」についてです。
BCP対策として備蓄品の見直しを進める中で、「トイレ対策」はどのようになっているでしょうか。災害時、電気・水道が止まった状況で、最初に現場が困るのがトイレ環境です。
トイレが使えない状態は、従業員の健康や心理的負担を増大させ、結果として事業継続に大きな影響を及ぼします。
近年、携帯用トイレは100円均一、ドラッグストア、ホームセンター、カー用品店、コンビニなど、どこでも入手できる防災用品になりました。以前はキャンプ用途が主流でしたが、現在は災害対応を目的とした製品が中心となり、消臭・除菌性能が大きく進化しています。
特に重要なのは、屋内使用を前提とした性能です。
災害時はオフィスや施設内での使用が想定されるため、臭気対策が不十分だと、職場環境の悪化や使用をためらう状況が発生します。そのため、備蓄する際には「数」だけでなく「質」も重要です。
また、防災用品は一度、実際に使用して確認することをおすすめします。
トイレ用品は、使用後の臭いの残り方や処理のしやすさに大きな差があります。事前にテストしておくことで、災害時に「使えない備え」になるリスクを減らせます。
当社でも、使用後2〜3時間で臭いがほとんど気にならなくなり、自然由来で環境にも配慮されたタイプを備蓄しています。
目安としては、従業員1人あたり最低3〜4日分の準備が望ましいと考えています。加えて、非常時の携帯トイレ活用は、断水時の節水対策としても有効です。
トイレ対策は、単なる備品管理ではなく、「人が働き続けられる環境」を守るBCPの要です。
この機会に、貴社の備蓄内容が本当に機能するか、ぜひ見直してみてください。
それでは次回また。


