このコラムでは、皆さまのBCPの現場を支える情報を、結実株式会社と株式会社DreamMarsheの共同でお届けしてまいります。

株式会社DreamMarsheの飯尾です。今回のコラムは、私が担当いたします。

非常時の電源確保、どうしていますか?

近年、台風や地震などの災害により、各地で停電が発生しています。
そんな中、注目を集めているのが「ポータブル電源」です。

テレビショッピングや家電量販店でも専用コーナーが設けられ、「一家に一台」といった言葉を耳にする機会も増えてきました。

ただ、いざ購入しようとすると、種類が多すぎて迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

実際に、「どれを選べばいいのかわからない」といった相談もよく受けます。

今回は、非常時に本当に役立つポータブル電源を選ぶためのポイントを、「家庭」と「職場」に分けてお伝えします。

家庭の場合:生活を維持するために

停電時に最も困るのは、日常生活の継続です。
炊飯器やポットなど、電気を使う家電は意外と消費電力が高いもの。

炊飯器: 約1200W
電気ポット: 600〜800W
冷蔵庫(400Lクラス): 約80〜90W

例えば、1000Wクラスのポータブル電源を使って炊飯器を動かしても、1時間も持たない計算になります。

そこでおすすめなのが、「電気に頼りすぎない併用対策」です。

・調理にはカセットコンロを活用
・夏は扇風機、冬は電気毛布など、消費電力の少ない機器を選ぶ

「何をどれくらい動かしたいのか」を具体的に想定しておくことで、停電時にも落ち着いた対応ができます。

職場の場合:業務を止めないために

職場では、生活よりも「業務の継続」が目的になります。
パソコン、複合機、ネット環境の維持など、業務に欠かせない機器の電力をどれくらい確保するかがポイントです。

まずは、各機器の消費電力を事前に把握しておきましょう。どの程度の出力が必要かがわかれば、導入すべきポータブル電源の容量も自ずと見えてきます。

ポータブル電源を選ぶ際のチェックポイント

電池の種類
・リチウムイオン系:寿命 約500回。発火リスクあり。
・リン酸鉄系:寿命 約3,000〜4,000回。発火リスクが低く安全性が高い。

メーカーの信頼性
・公式ホームページがあるか?
・引き取りや修理の対応があるか?
・稼働中の静音性、安全対策は十分か?

価格だけで選ばない安さだけで判断せず、信頼性・安全性・サポート体制を重視することが大切です。

まとめ:必要な電力量を「今」把握しよう

非常時に慌てないためには、「どんな機器を、どれくらいの時間使いたいか」を平時に確認しておくことが何より大切です。

家庭でも職場でも、自分たちに必要な電力量を把握しておくことで、いざという時に「本当に使える備え」になります。

それでは次回また。