このコラムでは、皆さまのBCPの現場を支える情報を、結実株式会社と株式会社DreamMarsheの共同でお届けしてまいります。
ドリームマルシェの飯尾です。今回のコラムは私が担当いたします。
今回は、意外と見落とされがちな「災害備蓄における乾電池の選び方」についてお伝えします。
企業様の備蓄支援を行っていると、「充電式のほうが経済的なのでは?」とご相談いただくことがよくあります。
普段使いなら充電式は便利なのですが、“備蓄”という目的では適していません。
備蓄用途では、リスクがあります。 自己放電し、いざという時に使えない可能性がある。 災害時は「そもそも充電ができない」場面が多い。 コストが高く、大量備蓄が難しい。特に「停電中に充電できない」という点は致命的です。
そのため、私は備蓄用には 使い捨て乾電池をおすすめ しています。
備蓄すべき乾電池は「単一・単二・単三」で十分です。この3種類が揃っていれば、企業で使う備蓯用品のほとんどに対応できます。
そして、特に 単三電池を多めに備蓄するのがポイント です。
理由は、スペーサー(変換アダプタ)で単三→単二、単三→単一に変換できる、コストが安く、長期間の保管がしやすい、スペーサーは100円ショップでも購入できます。
コストを抑えつつ備蓄の汎用性を高めたい企業様におすすめです。
備蓄用電池はこれらを基準にしてください。10年保存可能な長期保存タイプを選ぶ、購入時のパッケージのまま保管する(液漏れ防止)。
メーカー評価では、専門誌でパナソニック「エボルタネオ」が総合1位でした。長持ち・液漏れ耐性・保存期間、どれも優秀です。
一方、Amazonで売れ筋の三菱電機 LR6Nは価格が魅力ですが、使用推奨期限が4年と短いため、備蓄にはやや不向きです。
最近の懐中電灯は、単四電池3本タイプ、ボタン電池タイプなど、バリエーションが増えています。
備蓄用品を選ぶ際は、「その機器がどの電池を使うか」 を必ず確認してください。
電池が揃っていても形が合わなければ使えません。
最後に、BCP対策というと大掛かりな準備に感じますが、実はこうした小さな“選択”の積み重ねが有事の行動力に直結します。
今回の内容が、皆さまの備蓄見直しのきっかけになれば嬉しく思います。
企業規模に合わせた備蓄量や、おすすめ機器の一覧などもご案内できますので、必要があればいつでもご相談ください。
それでは、次回また。


