このコラムでは、皆さまのBCPの現場を支える情報を、結実株式会社と株式会社DreamMarsheの共同でお届けしてまいります。
今回はドリームマルシェ飯尾が担当します。
先日、防災関連の情報を確認していた際に、改めて目に留まったものがありました。
それは、内閣府が公開している「富士山噴火」のCG映像です。
昨年に続き、今年も新たな映像が公開されました(2026年3月30日公開)。
映像では、富士山が噴火した場合に火山灰がどのように広がり、
私たちの生活にどのような影響を与えるのかが分かりやすく示されています。
まだご覧になっていない方は、ぜひ一度「富士山噴火 内閣府」で検索してみてください。
映像を見ながら私が感じたのは、「私たちは地震の備えは考えていても、火山灰への備えは意外と見落としているのではないか」ということでした。
また、南海トラフ地震については、多くの方が耳にしたことがあると思います。
一方で、富士山噴火との連動性については、さまざまな研究や議論が続いています。
実際にどうなるかは誰にも分かりません。
だからこそ大切なのは、「起きるかどうか」ではなく、「起きた場合に何が困るのか」を考えておくことです。
そして、火山灰というと、つい「灰が積もるだけ」と考えてしまいがちです。
しかし実際には、私たちの生活や事業活動に大きな影響を与える可能性があります。
例えば、
・目や呼吸器への影響
・パソコンや電子機器の故障
・自動車の走行障害
・通信機器への影響 などです。
そのため備蓄品として、ゴーグルやマスク はぜひ準備しておきたいアイテムです。
特に目を守ることは重要で、火山灰が舞う環境では視界の確保にもつながります。
防災の話になると、「衛星電話があれば安心」という声を聞くことがあります。
しかし実際には、衛星通信にも弱点があります。衛星と地上との距離は約36,000km。
その間には、雨、雲、霧、そして火山灰があります。
状況によっては電波が届きにくくなり、通信が困難になる可能性があります。
さらに、
・衛星側のバッテリー問題
・利用者集中による通信混雑(輻輳) なども考えられます。
衛星通信は非常に有効な手段の一つですが、「これだけあれば大丈夫」というものではありません。
どのような仕組みにも脆弱性があることを理解しておくことが大切です。
また、火山灰は非常に細かいため、パソコンやプリンターなどの機器内部に入り込み、故障の原因となることがあります。
また、自動車も火山灰と雨が混ざることで視界が悪くなり、走行に大きな支障が出る可能性があります。
スマートフォンについても、防水・防塵性能の高い機種を選ぶことは、災害への備えの一つと言えるかもしれません。
防災対策は、「これだけやれば安心」という正解があるものではありません。
だからこそ、「どこに弱点があるのか」を知ることが、備えの第一歩になります。
今回のテーマである南海トラフ地震と富士山噴火も、必要以上に恐れるのではなく、まずは知ることから始めていただければと思います。
皆さまの備えを見直すきっかけになれば幸いです。
それでは、次回また。
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※いずれも同内容/オンライン(Zoom)開催
お申込み:https://info4789271.wixsite.com/yui-bcp

